2014年6月28日土曜日

スキーブーツのサイズ選び


大阪でも大手量販店の展示会なんかが始まってしまったので、とうとう2015シーズンもシーズンイン!といった感じです。
今日は難しいことは抜きにして、スキーブーツを選ぶ際に注意して欲しい事をひとつ・・・。

それは、正しいサイズを選ぶ事!。

とにかく、これが一番大事と言っても過言じゃありません。
「いやいや、そんな事分かってるよ!」と言われてしまいそうですが、シーズンに入って持ち込まれる多くのブーツはサイズが合ってないのが現実なんです!もちろん、ブーツを持ってくる本人は自覚症状なんて無いんですが・・・。

極端な話、多少の幅やフレックスはシェルを加工することで調整が可能です。しかし、サイズを間違えてしまえばどうしようもない
大きすぎるブーツはシェルと足の隙間が大きくなりすぎて足が遊んでしまうし、そのアソビが当たりの原因にもなってしまう。逆に小さすぎると窮屈で快適で無いどころか、足の指が運動するスペースすら無くなってまともにバランスすら取れなくなってしまう。
さすがにプラスチックのシェルを何センチも伸ばしたり縮めたりなんて出来っこないので、結局は無理やり隙間を埋めたり、シェルを加工して何とか履けるようにはしても、ブーツ本来の性能なんてあったものじゃ無い。だからこそ、サイズ選びは慎重にすべきなんです!


じゃぁどうすれば良いの?って、
それはまず正確に足のサイズを測ること!(もちろん足の長さだけじゃなく、幅も・・)


自分はいつも○○cmのスニーカーを履いてるから、スキーブーツも○○cmなんて選び方をすると大抵はハズレ、スキーブーツに限らず夏のスポーツでも足のサイズを計測せずに買ってくる人が多いですけど、実際に計測して見ると数センチもサイズが違うって事が意外にも頻繁に起こります。

正確にサイズを測りさえすれば、その実測に5~10mm程度の範囲で捨て寸を足したサイズのブーツを選べば大抵はOK。(もちろん足型やブーツによっても多少異なりますが・・・)常識的に考えても実寸より小さいものや2cmも大きいものは合うはずが無いですよね。


この際に注意して欲しいのは次のようなポイント。

まず、サイズを測ったけど正確じゃなかった・・・、なんていうのはもったいない。
でも実はスキーブーツメーカーが作っているサイズ計測ゲージの中には1cm以上誤差のあるトンデモナイ計測ゲージも結構存在します。だからこそ、せめてSIDASやBRANNOCK、New Balanceなどシューズフィッティングの専門メーカーが作ったゲージで測りたいところですね。「お客さん、シューズのサイズは何センチですか?」と尋ねてくるところや、簡単に適当な計測ゲージを持ってくるところは要注意です。


次に、試し履きしてどんどんサイズを大きくしない事!
初心者~中級者や量販店の店員さんがよくやる失敗です。多少キツイから、当たりがあるからといってどんどんサイズを上げてしまうってのは良くありません。また、中級~上級者は見栄を張って幅の細いレーシングモデルを選ばずに多少幅広のものを選ぶ勇気も必要ですね。


そして最後は都市伝説?に騙されない事!
上級者にの中には「レーサーやエキスパートは出来るだけ小さいサイズを履いている」なんて信じて実寸より小さなサイズを選ぶスキーヤーも結構いますが、これも大きな間違い。カービングスキーになり、ロッカー革命が起きた今のスキーは、ターン中にバランスを取る為に足が動くスペースが必要です。最近はブーツ自体も指先にゆとりを持たせる傾向があるので、実寸よりも小さいサイズのブーツに足が入ってしまうからといって、無理に小さいサイズを選ぶのは良くありません。
スキー暦の長いベテランスキーヤーも要注意です。10年、15年前と違って、スキーブーツも進化しているので、昔と同じ感覚のブーツは、実は間違ったブーツかもしれません。


と、だらだらとブーツのサイズ選びについて書き留めましたが、是非参考にしてブーツ選びを楽しんでください。当店でもブーツの受注もスタートしていますので、悩みや疑問があれば是非お気軽にご相談ください!(スキー談義だけの来店も大歓迎ですよ!是非是非遊びにお越しください!)

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